キッチン
油汚れもすっきり
石けんで上手に食器を洗う決め手は「泡」です。
石けんをきちんと泡立ててから食器を洗うようにすると、ただなすりつけるより汚れ落ちがずいぶん良くなります。
一般的には、液体よりも固形や粉のほうが汚れ落ちが良い上、手荒れもしにくいようです。
また、洗っている間も洗い上がった後もぬるつきがなく、食器が滑りません。石けんで食器を洗うと滑りやすいという方は、ぜひ一度お試しください。
洗い方の手順は次のようにします。
●油汚れやマヨネーズ、ソースなどひどい汚れは拭き取っておき、酢や果汁などは水で流しておく。
●油汚れのついていないものは、石けんを使わずに先に洗ってしまう。
●スポンジやネットを揉んで、石けんを良く泡立ててから食器を洗う。
●洗った食器は水につけず、 流水で1枚ずつすすぐ。
溜め濯ぎは、食器表面で汚れを捕まえている石けんを大量の水で薄めているのと同じ事です。うすまった石けんは界面活性作用を失って汚れを手放し、その汚れが食器に再付着します。「 ため水ですすぐこと」は、石けんでの食器洗いには向きません。
油汚れの食器には、アルカリスプレーをしたり重曹を振りかけたりすると、石けんの洗浄力は大幅にアップします。食器はいっそうきれいに洗え、石けんの使用量を減らすこともできます。
すすぎの際には、水道水の流量を「サインペンの軸の太さ」(直径1センチ弱)に絞って(水の出しすぎに注意して)すすぎます。 水の冷たい時期には、お湯の方が良くすすげます。 軽い汚れなら、アクリルタワシ、和紡布 、エポクリンゴムタワシなど石けんを使わずにきれいにできる道具もあります。これらの道具もうまく利用して、上手に食器を洗いましょう。