本文へ移動

石けんは弱アルカリ性で加水分解する

弱アルカリ性で加水分解する

弱アルカリ性の石けんは、汚れに含まれる酸性物質で中和され、本来の洗浄力と脱脂力が妨げられるため、洗い過ぎることがありません。

残った石けん成分は水で加水分解されて洗浄力を失います。

清冽な軟水

この特性が、石けんが自然からの贈りものであり、人にも環境にも優しい所以です。

また、世界でも稀な清冽な軟水に恵まれた清潔好きの日本人が石けんをこよなく愛する所以でもあります。

石けんは健康のバロメーター

日本では、石けんが一般家庭で使われるようになった明治中頃(1900年頃)から昭和30年(1950年)代までの50~60年間は身体も髪も石けんで洗っていました。

1960年代に合成シャンプーが発売され、手軽さからほとんどの人が合成シャンプーを使うようになりました。

1970年代に内風呂とシャワーが各家庭に普及することによって洗髪の回数、シャンプーの消費量が爆発的に増えました。

1990年代半ば頃から毎日髪を洗うことが一般化しましたが、日本人は諸外国と比べて髪を洗いすぎているようです。

  • 世界の人々を平均すると、ほぼ毎日シャワー浴びて、2日に1度、シャンプーで髪を洗う。
  • 日本人はシャワー(風呂)に入るたびに髪の毛を洗うが、これは世界的トレンドではない。
  • 中南米の人々は、シャワー好きが多い。
    なお、髪の毛やカラダの洗いすぎは、頭皮や皮膚を傷めることになるという研究も発表されている。

洗髪の回数が増えるにしたがって、抜け毛や枝毛、脱毛などトラブルで悩む人が多くなっています。

頭皮に必要な皮脂を残しながらすっきりと洗うことができる石けんシャンプーは、自分に備わった肌のバリア機能、自浄作用をきちんと理解して、それらを邪魔しないことの大切さを知っている人、そのため髪や頭皮が健康な人々から強く支持されています。

石けんシャンプーの成分は、コーティング剤(シリコーンやカチオン系ポリマーなど)などの添加物が配合されていない、シンプルでごまかしのない成分ですから、シャンプーに使うと、髪の健康状態がそのまま表れます。

石けんシャンプー

石けん素地(カリ石けん素地)、石けん分(純石けん分)、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム、が主成分であれば、石けんシャンプーです。

石けんシャンプーについて、以下のような「感想」が随所に見られます。

髪がきしんでしまう

石けんカスが残る

洗い上がりがごわごわする

洗髪

髪や頭皮が健康な方は、きちんと泡立てるなど正しい使い方をすれば、石けんシャンプーで髪がきしんだり、ゴワゴワすることはありません。

髪が傷んでいる方には、石けんは非常に使いにくいでしょう。

石けんシャンプーに関する否定的な見解は、髪が傷んでいるため石けんが上手く使えない人たちと、石けんシャンプーが安価で快適なため、その良さが広く知れ渡ることが困る人たちによって流布されていると考えられます。

石けんシャンプーと合成シャンプーの違いについて、次のページで詳しく説明します。

TOPへ戻る