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地球温暖化防止に役立ちます

地球温暖化

世界の各地で温暖化による深刻な影響が広がっていますが、日本の歴代最高気温は、2020年の静岡県浜松と2018年埼玉県熊谷で観測された41.1℃です。

日本で初めて気温が40度を超えたのは、1927年7月22日、愛媛県宇和島市の40.2度ですが、1990年代以降、最高気温が40℃を超える地点が続出しています。

私たちが住む地球が誕生して約46億年、その10億年後の今から36億年前ごろ、地球最初の生命が海の中で誕生したと考えられています。

地球には、さまざまな種類の生物が進化を続けてきましたが、過去に5回の生命の大量絶滅(ビッグファイブ)があったことがわかっています。

大量絶滅の原因については、火山の噴火や隕石の衝突、気候変動などの天災が指摘されていますが、今から6500万年前に起きた5回目の大量絶滅は、巨大隕石の衝突が引き金になったと考えられています。

いま、私たちは6度目の大量絶滅に直面しているかもしれません。

温暖化対策

地球温暖化問題に取り組むスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは国連で次のように言いました。

私たちは大量絶滅の入り口にいる。

トゥンベリさんの発言は決して大袈裟なものではありません。

永久凍土の溶解が問題になっていますが、スイスの氷河は、過去5年で1割減り、かつてない速さで解けていることがスイス自然科学アカデミー(SCNAT)の調査で分かりました。

米国アラスカ州にあるデナリ国立公園の多くが永久凍土に覆われていますが、地球温暖化が進むにつれ融解が進んでいるようです。

この永久凍土層のうち、地表に近い部分の凍土(near-surface permafrost)は、1950年代にはデナリの75%を覆っていましたが、2000年代には約50%になり、2050年代にはわずか6%まで縮小すると予測されています。

永久凍土は、何千年も前から凍ったままで、北半球では米アラスカ、カナダ、欧州北部、ロシアをまたぐ北極圏と北方林地帯に広がっていて、南半球でも南米アンデス(Andes)山脈と南極大陸に、北海道の大雪山や富士山山頂にも存在しています。

科学者らは、永久凍土に長年閉じ込められてきた大気中のほぼ2倍と言われる炭素や炭疽病や天然痘などの病原菌、大量の水銀などが大気中に解き放たれる、と警告しています。

日本でもゲリラ豪雨と呼ばれる短時間に降る強い雨が増えるなど異常気象が日常になりつつあり、温暖化対策は私たち一人ひとりに待ったなしの課題として突き付けられています。

二酸化炭素

二酸化炭素

温暖化への影響度が最も大きいのは二酸化酸素(CO2)です。

二酸化炭素は、おもに化石燃料を燃焼させると発生しますが、特に発電のために大量の化石燃料が使われています。

私たちの生活が、たくさんの電化製品に囲まれ、便利になればなるほどたくさんの二酸化炭素が排出されているのです。

現在では有機物によって水環境が汚れる有機汚濁の原因の70%が一般家庭からの生活排水とされていますが、汚水を浄化するための下水処理場、安全な水道水を供給するための浄水場ではたくさんの電気を使います。

エネルギー源として化石燃料への依存を減らすことが、地球温暖化防止のために私たちにできる最大の対策です。

私たち一人ひとりがエネルギー使用の無駄を見直すことが求められていますが、その一つとして、大量に水を使う洗濯方法を見直すことを提案します。

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